1:文章について。
どもども。
はじめましての方も、剣をよく知っている方も、こんなところにまで足を運んでくださってありがとうございます!
とりあえず、文章を書こうということで、このコーナーを立ち上げてみました。
第一回は、剣が文章について、思っていることを今と昔を比較して、考えてみようと思っております。
それでは、まずは過去の剣が、このテーマで書いた文章を、さらして見ましょう。
私はどうして小説を書くのだろう。
この問いは、常に私に付きまとっている。そして、答えが出ぬまま、また私は小説を書き続ける。
私は小説を書きたいのだろうか? 確かに、口で何か言うよりも伝達手段としては、私にむいていると感じる。
けれど、書くのは私の気の向いたときだけ。いつも悩んで悩んで悩みつくし、時にやめたいとさえ感じることもあるのだ。
それなのにどうして私は小説を書こうとするのだろう。
きっと、答えは出ることはない。
書くのが遅くても自分勝手でも、私が「書きたい」とする欲望は生まれてくるのだから…。何が私をこんなに動かしているのかは全くをもってわかりかねる。
就職したくないという心から来る逃げなのだろうか。それでも、私には「書く」ということしか残っていない。
私が最初に小説らしきものを書いたのは、小学校六年から中学一年にかけてだった。
とても小説といえるものではなく、自分の願望をかなえてくれる分身を主人公にし、理想の世界を綴っただけだ。
もともと、国語が嫌いで、作文もかけないような人間だった私は、あるとき突然小説を書き出した…という訳ではない。
はじめは詞を書くのが好きだったのだ。
音楽が好きだったので、その音楽に乗せて意味を成す詞にとても惹かれていた。一時はバンドでも組もうかとさえ思っていて、仲間と詞を書き溜めていたのだ。
それが高じて、もう少し長い言葉を綴ってみたいと思った。
それが始まりだったような気がする。
今でも詞を書くのは好きだし、邦楽を聞くと、曲よりも詞を、演劇を見ても演技よりもストーリーを重視してしまう。
それが私なんだと思う。
どんなに面倒でも、やめたくても、体が小説を書こうと反応するのだ。
これがなくなったら、きっと私は空っぽの人間になってしまう。小説を書く以外に私に出来ることが思いつかない。
何かを書くことで私という人間の人格を保つことが出来るのであろう。
夢が夢のまま終わったとしても、私が生きている限り、小説を書くことは決してやめることはないだろう。
私が今まで小説を書いてきて2度、変化を迎えた。
一度は中学生の頃。それまでは男女間の恋愛小説中心に書いていたのだが、読む本が、集英社のコバルト文庫に変わったら、書きたい内容も変わり、ファンタジー歴史もの、SFといろいろなジャンルを書いていった。
その中でファンタジーが一番書きやすかったのだが、出来た作品をみると、大変苦労した歴史物が一番よくかけていたようだ。
けれど、やはり自分の苦手なものを書こうとする根性がなく、ファンタジーで続けていった。
そして、第二の変化は高校生。
私を知る大半の人は知っているだろうが、高校時代から私はずっとLAZYKNACKというミュージシャンが大好きである。
今では二人ともソロとして活動しているが、この二人の出会いによって私の方向性は、同性愛小説へと向かっていったのだ。
それから、オリジナルはあまり書かなくなり、LKの小説ばかりを書いていた。
そして行き着いた今が、ファンタジーとボーイズラブの融合ものである。
私の好きなジャンルを混ぜ合わせたものが非常に書きたい。
今はまだボーイズラブを書ききれてないので、自分で満足の行くようになったら挑戦しようと思っている。
私が何で小説を書くのかはわからないが、とりあえず、やるだけやるしかないと私は感じている。
きっと何かを得ることが出来ているからこそ、私は小説を書き続けているのであろう。
以上が、剣が多分大学生になりたての頃に書いた、文章に対する思い、というか小説に対する考えであります。
はっきりといつ書いたものとかは全く覚えていないのですが、多分、LKの同人活動をしているあたりなんでしょうね。Lkの話題が出ているということは。
この頃の剣は、自分がどうして書きたいのか、書くのか。全くわからないまま書き続けていた。で、書くことはやめられない、といっています。
現在の剣の気持ちをそろそろ綴っていきましょうか。
文章に対する剣の思いというのは、まだ曖昧なものではありますが、ひとつ、わかったことがあります。
書くのはやめられるんですよ。ぶっちゃけ。
なぜなら今だって、ずっとオリジナルにふれていなかった。多分、小説を書き出してから、一番長くオリジナルを書いていない時期だと感じております。
それなのに、どうしてか、この頃は書かずにはいられないと、公言しています。
この根底にあるものは、多分自己表現。
剣は、思っていること、感じていることを口に出すのが苦手です。というか、話すということ自体が苦手なのです。
頭が悪いので、思っていることを即座に言葉にすることが出来ないのです。
そんな自分が、自分のペースで思っていること、感じていることを人に伝える手段、それが剣にとっては文章、というわけなのですよ。
それがオリジナルだろうと、パロだろうと、伝えたいことは表現できるので、同人にはまっている間は全くオリジナルを書かなくても平気でいられる。
先ほど、やめられるといったのは、大分言葉にすることが出来るようになったからではないか、と思っています。
いろんな人に出会い、色んなことを話して、その中で少しずつ話せるようになってきたんじゃないかな。
ただ、やっぱり起承転結をつけて、ちゃんと話すことは難しいです。支離滅裂になってしまうんですよ。話していると、あれも、これもと余計なことまで話し始めて。
そういった点では、まだ文章という媒体に、乗せるのが一番伝えやすい手段だと思っております。
そして、小説を書かなくなった理由にもうひとつ挙げられるのは、HPの日記。
日記を書いています。こちらではない声優ページのほうですけど。
その日記は声優さんのことも話しておりますが、日々の話なども交えて書いているのですが、これが剣のこころの代弁になって、皆さんと剣をつなぐ橋になっているのではないでしょうか。
わかってほしい、そう思っているんだと思います。
ゆえに、自己表現という感覚なのではないか。
それでは、これから和泉は、文章を、オリジナル小説を書くのをやめてしまうのか。
答えはもちろんノーです。
いや、書かないならこのHP作ってませんからね。
結局は好きなんですよ。
文字がずらずら並んでいる、その中で何かを感じてくれる人がいる。それが自分と違う意見や思いでも、自分が投げかけたことに誰かが反応して意見してくれるのって素敵じゃないですか。
そこでひとつの新しい世界観が生まれてくるんですよ。
全く知らなかった人が、文章で繋がる。そんな瞬間が結局は好きなんです。
読むという行為は、時間のかかる作業です。
その人の大切な時間を使って読んで、何かを思ってくれる。
だから、読んでくれる人に真剣に接したいと今は思っています。自分の思いを真正面から伝えていきたい。
読んでくれてる人にはこころからありがとうございます、って言いたいです。
それが、今の剣が文章に対して一番感じている思い。
書いている内容の変化については、今もあまり変わりはありません。
ただ、読むものはBLが多くなってしまってますが、一番興味というか、好きなのはBL+ファンタジーのまま。
欲張りですな。
BLについてはまた今度、語ってみようと思っています。
まぁ、そんなわけで、第一回目、こんなんでいい?(笑)
またいつか、何年語った後に、同じテーマで語ってみたい気がします。